Tête de Cochon
料理
いよいよ梅雨入りですね。
低血圧の身としては辛い時期です。
暫くじめっとした日が続くかと思いますが、
この時期ならではの食材も沢山ありますので、
6月も楽しんでいきましょう!
さて、前菜の新メニューのご紹介です。
【テット・ド・コションのカリカリ焼き】
初めに簡単にご説明しますと、豚の頭や豚舌を柔らかく茹でて冷やし固めた物を切り分けて表面を焼き、外側はカリッと、内側はとろっと仕上げたお料理です。
フランス語でテット(Tête)=頭、コション(Cochon)=豚
ということで、直訳すると「豚の頭」です。
豚の頭と聞くと少しとっつきづらそうな印象もあるかと思いますが、
豚の頬肉やタン、耳と言うと少しイメージも湧くでしょうか。
時間をかけてじっくりと煮込んだ豚の頭には嫌な臭みは全然無く、
耳のコリっとした食感や舌のジューシーさ、頬肉のゼラチン質など、
色々な食感と味わいが楽しんでいただけるかと。
グリビッシュソースなどの酸味の効いたソースと共にご提供する事の多いメニューですが、今回はバシっと塩を決めてソースは無し!
付け合わせの根セロリのレムラードとグリーンサラダと共にお楽しみください。
今回は前菜としてのご提供ですので、
ポーションは小さめに、缶コーヒーくらいの直径の円形でご提供しています。
ホルモン系には好き嫌いがあるかと思われますが、
きちんと処理をしたものはとても美味しく食べられます。
(余談ですが。お気づきになる方は少ないかと思われますが、弊店でご提供しているカスレやソーセージには豚足や豚耳が入っています)
フランスのシャルキュトリー類作りのベースとなる”余す事無く使い切ろう”という精神が存分に詰まっていて、尚且つ美味しいというこのメニュー、
是非皆様に、そしてホルモン系に苦手意識をお持ちの方にこそ試してみていただきたい一品です。
個人的にこのメニュー大好きすぎていつもよりちょっと熱めに書いてしましました(笑)
皆様のご来店、お待ちしています!